英語の単語がつながって聞こえるのは、文字の空白ごとに音声が止まるわけではないからです。知っている語が並ぶと分からなくなるときは、二語が接する場所を一つ選んで確かめます。発音変化の名前を一度に覚えるより、手元の録音で何が聞こえたかを残す練習です。
文字の空白と音の休止を比べる
説明用に、Put it on the desk. という例文を作りました。「それを机の上に置いて」という意味です。文字では五つの語ですが、すべての語の間で声を止める読み方と、続けて話す読み方は異なります。
British CouncilのConnected speech – part 2は、単語の境目をまたぐ音の連結などを説明しています。ここで見るのは、前の語の終わりと次の語の始まりです。
ただし、この例文に録音は付いていません。どの音がどう変わるかをカタカナで固定したり、「必ず一つの音になる」と決めたりせず、実際の教材の音声で確かめます。
聴く境目にだけ印を付ける
自作例の put と it、it と on に注目します。メモでは put‿it‿on のように結びます。この印は発音記号ではなく、次の再生で確かめる位置の目印です。
手元の原稿でも、二語の境目を一つ選びます。最初から一文すべてに印を付けるより、「前の語の終わりから次の語まで、間を置かずに続いているか」と問いを狭くします。
声に出せる場所なら、自作例を語ごとに区切る読み方と、put it on を止まらず続ける読み方で比べます。これは自分の読み方の比較です。教材と同じ音が出せたか、相手に通じるかは、別に確認する必要があります。
連結と弱形を一つの理由にまとめない
境目が分からない理由は、連結だけとは限りません。英語の発話には、語が弱い形で発音される場合もあります。British CouncilのConnected speech – part 1では弱形を扱っています。
「前の語から続いて聞こえる」と「その語が目立たない」は、別々の観察として残します。たとえば「境目:it と on」「目立ち方:the がどう聞こえるか未確認」という書き方です。聞き取れなかったことだけを根拠に、音が省かれたとは判断しません。
話者が強調したり言い直したりすれば、同じ語の組み合わせでも聞こえ方は変わり得ます。この記事で紹介する観察は、すべての話者に共通する発音の決まりを当てるものではありません。
前後を残して一か所を聴き直す
次の手順は、原稿と音声が対応する教材で試すための編集部案です。
- 原稿から二語の境目を一つ選び、前後を含む短い範囲を決める。
- 音声を聴き、語の間に休止があるか、続いているかを書く。
- 分からない音は推測で埋めず、「途中の音は不明」と残す。
- もう一度聴いた後、最初のメモを直すか、そのまま保留する。
記入例は「it と on の間に休止は感じなかった/音の変化の種類は未確認」。一か所について、観察したことと未確認のことを分けられれば、次に聴く目的が決まります。
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